品質管理、検査依頼だけに限らず企業活動をする中で頻出するRoHS指令。
皆様は、RoHS指令の原文を見たことはあるでしょうか?
もしくは調べ方を知っているでしょうか?
(知らないよ・・・)
という、そこのあなた!
この記事では、RoHS指令の閲覧方法をご紹介しますので参考にしてください!
RoHS指令とは
RoHS(Restriction of the use of certain Hazardous Substances in electrical and electronic equipment)とは、EUにおける電気・電子機器に含まれる特定有害物質の使用制限に関する指令のことです。重金属(カドミウム、鉛、水銀、6価クロム)、ポリ臭素化ビフェニール(PBB)、ポリ臭素化ジフェニルエーテル(PBDE)、フタル酸エステル4物質の合計10物質の使用が制限されます。
また、RoHSはEUにおける電気・電子機器を対象とした規制ですが、日本国内においても多くの分野で鉛、カドミウムといった有害物質に関する試験・検査の1つとして広く活用されています。
出典:一般財団法人カケンテストセンターウェブサイト(https://www.kaken.or.jp/learn/detail/82#PageTop)
RoHS指令はEUで運用される指令ですが、その影響は欧州内にとどまらず世界中で認知され、利用されています。
環境負荷や化学物質への規制が厳しくなる中、販売国や商品種別を問わず、必ず押さえておくべき内容です。
関係者はRoHS指令(原文)を必要な時にチェックできるように準備しておくことをおすすめします。
ちなみに「RoHS」は「ろーず」と読みます。
中国人スタッフに誤解なく伝えるのが一番難しい・・・
そんな方は、ぜひこちらの記事をご覧ください!
RoHS指令の閲覧方法
RoHS指令の閲覧方法を以下に示します。
- EUR-Lexウェブサイトで無料閲覧
EUR-Lexウェブサイトで無料閲覧
EUR-Lexウェブサイトで無料閲覧する方法には以下の特長があります。
- 無料で閲覧が可能
- PDF版のダウンロードが可能
- 英語のサイトなのでハードルが高い
詳しくはEUR-Lexウェブサイト(外部サイトへリンクします。)をご確認ください。
EUR-Lexウェブサイト内の検索窓(QUICK SEARCH)に「02011L0065-2024????」と入力して検索します。
現在(2024年5月1日時点)は、検索結果が1つだけ表示されますが、RoHSが更新された場合には複数の検索結果が表示されると思われます。その際は、必ず最新のものをご確認ください。
また、2025年以降は「02011L0065-2025????」とすることで最新版が表示されるものと思われます。(以降、システムが変わらない限りは、西暦の部分を変更すると良いと思われます。)
なお、登録などは不要で利用できます。
まとめ
- RoHS指令は必要な時にチェックできるように準備しておくと良い
- RoHS指令はEUR-Lexウェブサイトで無料閲覧ができる
ぜひチェックしてみてください!
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