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ASTM規格を閲覧する方法

規格・基準を知る
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品質管理、検査依頼の中で頻出するASTM規格。

皆様は、ASTM規格の中身を見たことはあるでしょうか?

もしくは調べ方を知っているでしょうか?

(知らないよ・・・)

という、そこのあなた!

この記事では、ASTM規格の閲覧方法をご紹介しますので参考にしてください!

ASTM規格とは

ASTM規格について「リサーチ・ナビ」では以下のように説明しています。

ASTM規格は、世界最大規模の標準化団体であるASTM International(旧称 American Society for Testing and Materials:米国試験材料協会)が策定・発行する規格です。2023年現在、約12,000種類以上の規格が発行されており、その策定には世界各国から32,000 人以上のメンバーが参加しています。ASTM規格は任意規格でありながら、世界各国で法規制などの基準とされるなど、国際的に広く通用しています。

出典:リサーチ・ナビ(https://rnavi.ndl.go.jp/jp/patents/theme_honbun_400353.html)

上記の通り、ASTM規格は世界的に認知され、引用されています。最近では日本の業界基準などでもASTM規格が引用されることが増えてきました。

それだけに、必要な時にはASTM規格をチェックできるように準備しておくことをおすすめします。

ちなみに「ASTM」は「えーえすてぃーえむ」と読みます。

中国人スタッフに誤解なく伝えるのが一番難しい・・・

そんな方は、ぜひこちらの記事をご覧ください!

ASTM規格の閲覧方法

ASTM規格の代表的な閲覧方法を以下に示します。

  • ASTM Internationalで購入・無料閲覧
  • 国立国会図書館で閲覧
  • 日本規格協会(JSA Webdesk)で購入
  • JSAライブラリサーバで閲覧

ASTM Internationalで購入・無料閲覧

ASTM Internationalで購入・無料閲覧する方法には以下の特長があります。

  • 無料で閲覧が可能(一部)
  • オンラインで購入が可能(有料)
  • 英語のサイトなのでハードルが高い
  • 会員登録が必要(無料)

ASTM International内の「Products & Services」⇒「Reading Room」⇒「Open Reading Room」で規格の一部を無料閲覧できます。

こちらは会員登録が必要ですが、名前とメールアドレスの入力だけで簡単にできました。無料です。

なお、この方法で閲覧可能な規格は、アメリカ合衆国の規制に組み込まれたものに限ります。

また、閲覧できる規格のバージョンはアメリカ合衆国の規制に実際に参照されているものと同一になります。つまり、最新版でない場合もあります。

詳しくはASTM International(外部サイトへリンクします。)をご確認ください。

国立国会図書館で閲覧

国立国会図書館で閲覧する方法には以下の特長があります。

  • 無料で閲覧が可能
  • 各規格の半分まで複写が可能(有料)
  • 貸出不可
  • 現地まで出向く必要がある

詳しくは国立国会図書館ウェブサイト(外部サイトへリンクします。)をご確認ください。

日本規格協会(JSA Webdesk)で購入

日本規格協会(JSA Webdesk)で購入し、閲覧する方法には以下の特長があります。

  • 規格票を手元に置いておくことが可能
  • PDF版もある(冊子のみのものもあります)
  • 有料

詳しくは日本規格協会ウェブサイト(外部サイトへリンクします。)をご確認ください。

JSAライブラリサーバで閲覧

JSAライブラリサーバで閲覧する方法には以下の特長があります。

  • PDF版でかさばらない
  • 印刷可能(ただし、ルールがあります)
  • 常に最新の規格を確認できる
  • 有料(年間契約)

詳しくは日本規格協会ウェブサイト(外部サイトへリンクします。)をご確認ください。

まとめ

  • ASTM規格を必要な時にチェックできるように準備しておくと良い
  • ASTM規格の閲覧方法は数種類ある
  • オンラインで無料閲覧する方法もあるが条件が限られる
  • 有料の場合はPDFで保管することができる

基本的には購入をおすすめします!

「キーワード欄」には具体的な「試験名」「規格名」「訴求文言」、「タグ欄」からは「アイテム名」「性能の種類」を選択してください!

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プロフィール
この記事を書いた人
あたろう

某国立大学院(理系)を修了後、検査機関の職員として勤務。
ニッチで閉鎖的な業界ということもあり、ネット上に情報が少なく不便に感じる。
業界内の人間がそうなのだから、依頼者側からしたら、より分からないことが多いのでは?と考える。
それならば、「自分が調べて学んだ知識」や「調べ方」などのお役立ち情報を提供しようと当サイトを立ち上げる。
当サイトのテーマは「商品テスト(試験、検査)の攻略サイト」である。

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