検査機関とのやり取りの中で、こんなことを聞かれることがあると思います。
定性試験と定量試験のどちらをご希望されますか?
聞きなれない方は「?!?!」となってしまいますよね。
この記事では商品テストにおける「定性試験」「定量試験」という言葉について解説します!
定性試験とは
読み方:ていせいしけん
もう少しカジュアルに言うと「〇か×か」で表せるものです。
具体例を挙げると、ある性能を評価する時に、その性能が「ある」か「ない」かを評価する試験です。
このタイプの試験では、試料間の性能の差を「〇か×か」でしか見れず、どれが、どれだけ良いのかを評価することができません。
試験結果の例としては、「陽性/陰性」「あり/なし」などがあります。
定量試験とは
読み方:ていりょうしけん
具体例を挙げると、ある性能を評価する時に、その性能の大小を数字を用いて評価する試験です。
このタイプの試験では、試料間の性能の差を評価する時に、どれが、どれだけ良いのかを評価することができます。
中国人スタッフに誤解なく伝えるのが一番難しい・・・
そんな方は、ぜひこちらの記事をご覧ください!
定性試験と定量試験はどちらを選べばいいの?
取引先や社内の取決めにより、「定性試験での確認でOK」となっている場合以外で、定性試験・定量試験のどちらかを選べる場合は、定量試験を実施することをおすすめします。
理由としては、大は小を兼ねるではないですが、量が分かれば性能の有無を評価できる場合もあるからです。
また、過去の自社商品や他社商品との比較にも使えます。
特別な理由がない限りは、定量試験を実施することを強くおすすめします。
まとめ
- 定性試験=試験結果が二者択一になる試験
- 定量試験=試験結果が量(数字)で表せる試験
- 迷ったら、定量試験を選ぶことをおすすめします!
言葉を知ってしまえば何も怖くないですね!
「キーワード欄」には具体的な「試験名」「規格名」「訴求文言」、「タグ欄」からは「アイテム名」「性能の種類」を選択してください!
関連する試験と検査機関をまとめた記事が表示されます。
コメント