試験と検査は、似たような場面で使われる言葉なので、はっきりと区別できている人は少ないのではないでしょうか?
本記事では、試験と検査の違いを商品テストの視点から解説させていただきます。
試験と検査の違い
商品テストの目的は、”その商品が、あらかじめ想定していた品質基準を満たしているかを確認すること” です。
この視点で考えると、検査は商品テストをする目的であり、試験はその手段であると言えます。
具体的には試験、検査はそれぞれ以下のように考えています。
試験とは
特定の性質について、規定された方法で調べること。
検査とは
試験によって得られたデータ(試験結果)を、あらかじめ設定した基準と比較して、合否を判定すること。
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補足情報
基準の設定の仕方は大きく分けて以下の4種類が存在します。
- 法令に基づく基準
- 国際規格、国家規格に基づく基準
- 業界基準
- 各社基準
商品テストを行う際、上記のいずれかで合否判定することが決まっていればいいのですが、商品よっては基準が存在しないことがあります。
このような場合でも、”基準がないからどんな品質でもいい” という訳にはいきません。
ではどうしたらよいのでしょうか?
こんな時は、自社オリジナルの基準を作るという方法があります。
「でも、基準を作るなんて難しそう・・・」って思いますよね。
安心してください。そういう時はテスト機関に相談しましょう。
きっとどのテスト機関でも、これまで行ってきた数多の商品テストのノウハウをもとに、親身に話を聞いてくれるはずです。
うまくいけば、自社オリジナルの試験方法を作ることができ、より周りとの差別化ができるかもしれません。
まとめ
本記事を一行でまとめると、
”検査は目的。試験は手段。” です。
(※ただし、商品テストの場合です。研究目的とか医療分野であれば解釈が変わる可能性があります。)
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それでは、本日もお疲れ様です!
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